死ぬまでに絶対読んだほうがいい!泣ける小説3選
小説は、作家さんがなにがしかの想いを込めた物語があります。
合う合わない、響く響かない、面白いつまらないなど
人の数だけ感じ方も違いますが、そんな中でも
多くの方に支持されている作品を紹介します。
「考え方」「人生観」「選択肢」
読んだ後に、あなたは少しだけ今までの自分とは違う自分に変わってるかもしれません。
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君の膵臓を食べたい
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著者 住野よる 出版社 双葉社
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偶然拾った1冊の文庫本、それはクラスメイトの山内桜良が綴った
秘密の日記帳だった・・・。その日を境に今まで交わることのなかった
二人の日常は色鮮やかに世界を変えていく。クラスメイトの山内桜良は
膵臓の病気だった。
病気と向き合い、受け入れて一緒に生きていくと心に誓った日から
彼女は、この「共病文庫」を綴り始めた。
残り少ないこのかけがえのない時間で僕は彼女に何をしてあげられるだろうか。
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この作品は、実写化、アニメ化、コミック化とメディアを網羅した話題の作品です。
パッとこのタイトルを見てもピンとくる人はいないでしょう。
最後まで読めば、このタイトルに込められた意味が分かるかもしれません。
そして、わかった時。そしてその状況から、涙せずにはいられない。
「真実か!挑戦!」
「君にとって、生きるって何?」
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三日間の幸福
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著書 三秋 縋 出版社 メディアワークス文庫
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何の希望もなく生きてきた、体調を崩して病院にかかった時に
急な出費で生活に困ってしまった。お気に入りだった本も売って少しでも
生活費を調達しないといけないほどだった。いろいろと売っているなか、
ある噂を耳にした。
「寿命を買い取ってくれるところがあるらしいよ」
半信半疑で言われたところに向かってみると古いビルの中に外観からは
想像もできない清潔な空間があった。スーツを着た女が1人、
ここは何の店か尋ねようとしたところ、先に女が口を開いた
「時間ですか?健康ですか?寿命ですか?」
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この作品は、主人公が3か月を残して残りの寿命をすべて売るところから始まります。
寿命を買い取った機関は、お客が寿命を売ったことによって悪事を働かないか
死ぬ3日前まで監視を一人つけるのですが、初めの受付の女性が主人公の監視に付き
残りの時間を思い出巡りや自分探しをする物語です。監視役の女性も壮絶な過去があり
それを知った主人公は彼女のために残された時間で何かできないかと奔走します。
最後に二人が選んだ「選択」に涙が止まりませんでした。
「本当に大切なものは何か。」
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夏へのトンネル、さよならの出口
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著書 八目 迷 出版社 ガガガ文庫
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「ねえ、ウラシマトンネルって知ってる?」
「そこに入るとなんでも欲しいものが手に入る代わりに歳をとるらしいよ」
ふとそんな噂を耳にした。馬鹿げた話だと思っていたが、その夜偶然「ウラシマトンネル」を
発見してしまった。5年前に亡くした最愛の妹を取り戻すために、
ウラシマトンネルについて検証をしようとすると、あとをつけてきた人物がいた。
転校生の少女だった。彼女にも取り戻したいものがあるらしく
僕たちは、協力関係を結ぶことになった。
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この作品は、並ぶ二つの作品に比べるとかなり新しい作品です。
しかし、内容は全く引けを取らないほど素晴らしい作品になってます。
高校生たちのリアルな葛藤と悩みがあり、それに対してどう立ち向かっていくか。
私は、いまだかつてこれほど完全無欠に終わりを迎えた作品を読んだことが
ありませんでした。これを読んだあなたは、きっとこれからの時間の過ごし方が
変わる。そこまで思わせる力がこの作品にはありました。
まだまだ新しく知名度もあまりないため、できる限り私もこの作品を
勧めて、いろんな人の心に届くことを願っています。
「ウラシマトンネルの真実とは」
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