話題のGoto Travelキャンペーンって何?
経済回復の目玉政策「Goto Travelキャンペーン」
現在コロナ禍の中、 緊急事態宣言こそ発令されていないものの、 感染者も増えており市中感染の危険があるなか、 政府はGoToキャンペーンなるものを打ち出してきました。 「新型コロナウイルス感染症経済対策」として、 この停滞した経済を回すため。 1.7兆円をつぎ込んだ大規模な政策となります。 これだけでは、 「どんな政策なのか」全くわからないので順を追って説明していきます。
この政策はどんなキャンペーンなのか
簡単に言うと、「旅行や旅をするなら、国が半分くらい出してあげるよ」と言ったものになっています。 と いっても、利用にあたっての手引がしっかりありますので、 わかりやすく簡潔に説明していきます。
①「一泊の費用の内、 一人あたり半額(最大2万)まで国から補助」
【観光庁HPより引用】
補助額の内訳はというと「7割が宿泊費用」「3割が地域共通で使えるクーポン」となっています。
わかりやすく宿泊費用4万で計算すると
40,000→補助額20000円→宿泊補助14000円+クーポン6000円
となります。 しかし、 これが宿泊費用50000円になると
50000→補助額20000円→宿泊補助14000円+クーポン6000円
と、 宿泊費用40000円の場合と補助額は同じ額になります。 半額とは謳っていますが、 最大2万円までということは忘れないようにしましょう。
②「日帰り旅行も対象」
【観光庁HPより引用】
旅行といえば、 宿泊を伴うものを想像しがちですが、 この政策は日帰りの旅行に関しても、 補助が出るようになっています。 日帰りの場合は、 旅行費用の半額(最大1万)までとなっています。
普通に旅行に行くより断然お得なので、 この機会にこの制度を利用してぜひとも楽しい思い出を作りたいところです。
どうやったら利用できるの?
7月17日現在、 詳細が公表されていません。 決まっていることと言えば、 旅行代理店を通してパッケージ型のプランの購入が対象とされております。 また、 個人で行った旅行に対しても証明書等があれば、 後日事務局に提出することにより還付を受けることが出来ますが、 現時点で事務局が立ち上がっていません。 22日からキャンペーン開始となるのですが、 現時点で利用するは少し不安が残りますね。
課題が多い
経済対策の目玉として大々的に打ち出した割に決まっていないことも多く、 また現在東京都では、 1日のコロナ感染者が過去最多を更新するなど、 まだまだ収束していません。 その現状に対して、 東京都民と東京都内への旅行をGotoキャンペーンから除外すると表明されました。 東京都に限らず、 神奈川や大阪など、 各地でクラスターも確認されてきています。 7月の4連休を期間内に盛り込みたい思惑があったみたいですが、 時期尚早と言わざるを得ません。 経済が回らないと、 今後が苦しくなるのは理解できるのですが、 コロナ感染のリスクも考えると、 22日から始まるこのキャンペーンはまだまだ足踏みしそうです。
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追記:Goto Travelキャンペーンから、高齢者と若者も対象外とする表明がありました。また、東京都民と東京都への旅行の対象外が表明されてから観光業へのキャンセルが相次いでいます。政府の右往左往しているこの政策に対する対応の遅れは、看過できない状況になってきています。こんなことなら、この政策にお金を割くべきじゃない。お肉券や旅行券等を配ったほうが、まだ経済が回る気がします。コロナの第二波が起きているかもしれない現状、みなさんもご利用は慎重に計画してください。
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